編曲裏話。 交響組曲-ラララ終末論。- について 【その4】



前回はこちら。

ちょっと期間があいてしまいましたね、すいません。
このブログを置いていたCORESERVERがまったくつながらなくなってしまって…。
(公式サイトでは障害じゃないと書いてあったけど、どう考えても障害レベルだったでしょう。)
本日、さくらのVPSサービスに無事移転いたしました。

そんなわけで今回は16bit戦争について。

■2.ぼくらの16bit戦争
さて、今回の演奏の鬼門である所の16bitでございます。
初回にも書いた通りかなり前から好きな曲で、たまに聞いてはかっこいいなあ…とか思っていました。とはいえ、まさかこれをアレンジして演奏することになるとは思いもしませんでしたw まあ前々から変拍子いいよねーとか、次は変拍子入れてみたいねえとか冗談交じりで話はしていたので、ある意味必然だったのかもしれませんがw

この曲はさすがに原曲が原曲なのでできるだけ忠実に、「いかにあの雰囲気を残して演奏するのか?」をテーマにして作りました。イメージとしても戦場の表現、というだけなので凝ったアレンジは特にしておりません。動画を見た方はご存知だと思いますが、オープニングからしゅうまつとワンダーがあれだけやらかしてるので、1曲くらい極力忠実にやってもいいよね、というのもありつつw

それにしてもリズムを採るのが大変だった…。拍子は原曲のコメントに変拍子職人さんがいたのでそれに従ったんですが、実際に打ち込むにあたってメロディラインのリズムが採れねえこと採れねえことw しゅうまつの複雑なコード祭りが終わったと思ったら今度はリズムかよ…などとげんなりしつつ、夜中にポチポチとマウスを叩いておりました。

○Bメロ(しゅうまつからのつなぎ)
とつぜんBメロからスタート。前回も書いたんですが、まあイントロから入っても面白くないよなあ…というのはずっと思っておりまして。で、しゅうまつからのつなぎを思いついたときに、そのままの流れでBメロが脳内で流れてきたのでそれを拾いました。
しゅうまつの後奏部分は、街の風景と戦場がオーバーラップしているシーンだったわけでが、ここで一気に場面が戦場に切り替わります。場面転換を表現するために、メロディ以外は全部伸ばし、パーカッションも各小節頭で鳴らす以外はほとんど動いていません。おかげで雰囲気をガラッと変えるのには成功したんじゃないかな?

Bメロはもうとにかくリズムが採れなくて…。わかりにくいリズムを拾うときは、まず指揮振って考えて、それでもわからなければ手で16分を刻んで歌うんですが、真夜中にデスクのPCに向かいながら太ももペチペチしつつ歌ってる画は正直異様ですw

棒の振り方については、当初3+2→3+3で各小節2つ振りにする予定だったのですが、テンポが取りにくいという声が多数だったので全部8分に分割して振っています。ここ振るの凄まじく緊張した…w

○イントロ
これ本当に出来るのかと悩みながら作った場所。でもこのイントロのフレーズは本当に格好良いので、なんとしても再現してやろうと色々考えてみました。
とりあえず低音群にやってもらうのは確定として、チューバは各カタマリの頭の音だけなど、芯になる部分だけを担当。後ろに入ってくる細かい音符は、バリサク・バスクラ・コントラバスクラ・コントラバスなどの連打や細かい音符が比較的出し易い楽器に任せています。これで両者を組み合わせると、結構それっぽく聞こえるという算段。流星群のロイツマなんかでも似たようなことやってましたね。
譜例とか出したらわかりやすいんでしょうけど、こういうのどこまで出して良いのかなあ…とりあえず今のところは出さない方向で。すいません。

○Aメロ
トロンボーンごめんなさいorz
いや、だってしょうが無いじゃないですか!あそこはどう考えたって直管の金管低音でやるしか! 頭の中でもそれ以外の音がなってこなかったんですもの…。
ここは完全にトロンボーンフィーチャー(と、いうにはあまりにも美味しくないけど)なので、ベース以外はトロンボーンしか鳴ってません。原曲もメロディ以外はリズム隊だけだったはずなので、そこに忠実にやってます。
いやー、ほんと録音の一回だけとはいえ、良くあそこまでやって下さいました。ありがとうございました。

2周目は音域を変えて、曲管金管とサックスにバトンタッチ。さすがにピストンとキーの楽器はやりやすかったらしいですね。なんというか音に余裕が感じられるというか…w

○間奏
基本はイントロと同じ形なので、低音群の動きは一緒。上で鳴っているグロッケンとシロフォンがアクセントですね。基本的にこの曲は1番を主体にしているので、曲が進むごとに段々音が増えていく構成になっています。
途中の4/4になったところに入ってくる上昇系のフレーズは、もともとクラリネットに振っていたんです。(と、いうか他に選択肢がなかったのもありつつ。)同系統の音色で4オクターブカバーできるのって、クラリネット属くらいでしたしね。
ただ音量的に不安っていう声が結構あったので、シロフォンの力を借りることに。最初は後半の2オクターブくらいしか入らないかな-とか思ってたんですが、このために4オクターブのシロフォンを借りたので無事に全部入れることができました。それにしてもホイミんさんの安定感ぱねえ。

そしてこの曲の最大の鬼門、9/8→11/8。ただの変拍子なだけじゃなくて、16分でシンコペーションなもので、ほんとどうやって棒振って良いかまったくわかりませんでした。なので、動画を見るとわかる通りここは仕方なく当て振りになっています。
そしてここから次のBメロへつなぐところがなかなか入れなくて…。素直に11/8を当て振りしてしまうと、次への予備が1つしか出せないんです。そうすると拍が取れなくなって崩壊してしまう…ということが何度かあったので、やむを得ず最後の音にフェルマータをかけて、予備を2つ入れることになりました。ワンダーラストのイントロとあわせて2曲だけ、演奏上の理由で原曲の拍を変えてしまった所でした。

○Bメロ2
ここは特筆することはないかな。曲頭とほぼ一緒で楽器が違うだけです。
バッキングの和音を、次への勢いを付けるために全部8分刻みにしていることくらいでしょうか。

○サビ
ようやくここまできた!という感じ。演奏でもみんながほっとしているのが音から伝わってきますよねw ここは全曲の中でも一番勢いがあって盛り上がる部分なので、かなりメロディを厚めに作ってあります。
メロがかなり横ノリなのでテンポ感を出す方法で結構悩んだんですが、最終的にバスドラムとスネアでドコドコやってもらうことで解決。パーカスが入るまでずっとベースラインが8分で刻んでましたからねえ…。さすがにそれはチューバのHPが0よ!っていうかマイナスよ!っていう感じになってしまうので、めいぽーさんから真剣に止められましたw

後半の裏メロは、録音を聞く限りちょっと厚くしすぎたかなーとも思うのですが、まあ同じフレーズを2度聞かせるよりは違う部分を前に出した方が良いのでアリかなあと。それにしてもチェロなぜ立ったw 撮影の時はいつもの箱をかぶってるので、横って見えないんですよねえ…w 動画を編集しているときに気がついて、部屋で一人で笑ってました。

○END
アルトサックスソロ。曲のつなぎ、2小節だけ、どソロ…と難易度がやたら高いソロになってしまいましたが、jun1が見事にやってくれました。あ、そうだ、あの格好はシャアじゃないらしいですよw

次回はワンダーラストについて。
ではでは。

次回はこちら

☆ニコオケ☆, Liner notesカテゴリーの記事
はてなブックマーク Pocketに保存 LINEで友達に送る

1件のコメント

  1. ピンバック: 編曲裏話。 交響組曲-ラララ終末論。- について 【その3】 - わなログ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です